先日の休みに友人に誘われて、王子スタジアムに高校生のアメフトを観戦しにいきました。
友人は大のアメフト好き、チケットがたまたま手に入ったので誘ってくれたとのこと。
全くルールがわからないため、友人の丁寧な説明を聞きながら観戦することになった。
神戸市王子スタジアムはもともとは明治22年に関西学院が創立された場所だったそうだ、昭和初期に関西学院が移転したことで空いた土地に戦後、貿易産業博覧会なるものが誘致され、その後王子公園になったようだ。
その後、アメフトの試合会場だった西宮球技場が閉鎖された際に、アメフトの試合をこちらに誘致したのだとか。
グラウンドの整備やアメフト用のスコアボードを阪急電鉄から譲渡を受けて設置したり、関西学生アメリカンフットボール連盟の事務所も移転してきたそうだ。そういところから、アメフト聖地になったのか。
また、阪神・淡路大震災の時には緊急時のヘリの離発着にもつかわわれたそうだ。広い土地というのはそれだけで貴重な財産となりうるのだなと、その土地に歴史アリですね。
暑い日だったので、見晴らしがよく日陰の場所をなんとか探して席に着く。
さっそく友人のアメフト談義が始まる・・・。
試合時間は60分で15分ごとに区切られている。この区切りは、クォーター(Q)と言い、1Qと2Qの3Qと4Qの間に1分ほどの小休憩、2Qと3Qの間はハーフタイムと言って、有名な試合ではアーティストのパフォーマンスがあったりするんだそうな。
だが今回は高校生なので1Q10分なんだとか
真ん中から左右等間隔に線が引かれていて、そこからオフェンスの際にどれだけ点を入れるかというもの。
各チームがオフェンスとディフェンスはキッパリ分かれていて選手が被って出場することはまずないらしい。
オフェンスディフェンスともに11人ずつになって、チームは22人以上いることになる。
個人競技しかしていない自分には随分と大所帯に感じる。
細かい説明は見ながらするな~と言われ、コイントスが始まる。
この日は、学生連合大会、広島学生連合VS京都学生連合の試合のようだ。
まずは、広島学生連合側からのオフェンス。
真ん中で各々がスクラムを組みオフェンス側は後ろにボールを投げて受け取った選手がそれを受けて走ったり、パスをしながら自陣側のゴールへ攻める。
と、これがそう簡単に進めない、パスしたボールを落としたり、相手に押さえられて進めなくなるとそこでストップしてしまう。
うーん、これはなかなか、点が入らないのでは・・・?
とその通り、そしてこの試合時間10分も、ボールを落とすと時計がとまる?だったかな、一定の条件で時計が止まるので当然だが1時間では終わらないのだそうな。
一度のオフェンスが4回チャンスがあり、点が入るか、時間内に10ヤード進めないと攻守が交代するようだ。
攻守が変わるたびに、ザッとメンバーが手早く入れ替わっていく。
少しずつだが、進んで確実に点をとる場合、相手の目をくらませて一人でゴールまで走り抜けたり。
とそれぞれで盛り上がりが違うものの、点が入るたびに「おお~」と会場が沸いていた。
今回は京都学生連合側の勝利だった。
友人曰く、強いチームの選手がいたから妥当な結果だ、とのこと。
学生以来のスポーツ観戦でとても熱い1日となった。
地域の活性化の一つに有力なスポーツチームというのもある、
各地のご当地スポーツやチームの存在は地域に力になるのだなと実感できる体験となった。